結果、上がったり、下がったりで、為替市場は米ドルは98円、豪ドルは101円台に一気に乗せ、日経平均株価は前日比600円高の13225円まで上昇した後、当日、ほぼ安値の200円高の12833円で引けました。その日経平均株価の海外先物では13115円まで上昇しています。

 おそらく、黒田総裁が打ち出した「異次元の緩和」に対して、市場は興奮で心臓が高ぶりすぎて、冷静に考えることができず、とりあえず「買え」、「売れ」と肌感覚で動いた結果、この反応が余りにも素直に一方方向に動いたので怖くなって立ち止まってしまったが、その後も動悸がドックン、ドックンしているのだと思います。市場は「異次元の緩和」が今後どんな展開を誘うものかが想定できていません。

 私は目を疑いました。前場の日本株式の売買代金が2兆5000億円超えていました。1日の売買代金は4兆8633億円、とんでもなく大きな数字になっていました。

 日経新聞にも記事がありましたが、こんなに低い金利水準にある日本の10年国債利回りは0.315%まで低下した後、一気に0.62%まで上昇する場面がありました。どんだけの大きな資金が日本株や債券、そして為替市場に出入りしたのでしょうか。

 ついこの間までの、日本無関心の日本素通り「ジャパンナッシング」「ジャパンパッシング」の状況とは様変わりです。今、もっとも注目され、輝く光を増している市場が日本だと言えます。

 今回の相場の戻りを見て、「あー、やっぱり株高・円安のトレンドはしばらく続く」と確信を深めた人は押し目を確実に拾い、利益確定する場をきっちり探していきましょう。相場の押し目を待っていたはずだったのに、相場の低迷を見て、弱気な見方に支配され悩んでしまった人は利益確定を行い、リスクの重荷を減らして冷静になれる態勢を整えましょう。

 世界中の投資家が投資する先に悩んでいる中で、こんなに参加者が増え流動性を増している日本市場は、無視できない存在になっているというよりも欠かせない存在になってきたと思います。今後が楽しみですね。やはり、4月の相場はワクワクした展開になりそうですね。