アベノミクスの第三の矢「成長戦略」の第三弾が6月5日に発表される予定です。今回の株安・円高の相場調整の機会は、たるみが見えた政府に緊張をかまして、内容を厳しく吟味させる良い機会になったと思います。

 押し目があれば積極的に機会を狙いたいと以前から円高・株安場面を期待していた投資家にとっては、現在の調整機会は思わぬ良い買い物ができるチャンスだと思います。多くの人が再度相場が持ち直したら買おうと身構える中で、弱気になった人、利益確定を決めた人、売りで短期的な利益を図ろうとする人の散発的な売りが入り、ズルズルと下値を割っていく可能性があるからです。

 米国株式相場はステージを変えようとしています。これまでの量的緩和期待頼みの相場から量的緩和の緩やかな解消を前提に本格景気回復の可能性を期待する相場のスタート地点に入りました。「量的金融緩和の緩やかな解消は株高の頭を押さえるものではない」という自信が市場のコンセンサスになれば、上昇期待はさらに力強いものになっていきます。

 現在の位置から上か、下かを問われれば、上があると見るほうが自然だと思います。