アベノミクスの第三の矢の内容がへなちょこでがっかりさせるものなのか、それとも「おっ?!」と黒田マジックのような反応になるのかがわからないので、今週も先週に引き続き、円安・株高基調に大きく反転するきっかけがなく、思わぬ円高・株安の拾いものが期待できる週になります。

 日本はもちろん、米国も、景気回復のムードをあおってリスク資産の価値を上昇することが最終の目的ではなく、実際に設備投資熱を起こし、雇用を安定させ、個人が安心して財布のひもを緩めて健全な消費が広まっていくことを目指しているわけですから、こんなところで、景気回復期待の腰を折ることは許されることではありません。

 経済成長に向けての責任は、量的緩和を実施した日銀の手から自民党政権に移っています。
 今回の非常に目立つ形で日本株安・円高に振れたことで安倍政権の真価、本気度が問われます。
ここでの行動次第で、これまでのアベノミクス効果で株を上げた安倍政権の実績を台無しにし、逆に国民の不審を買い、そっぽを向かれる始まりになるかも知れない正念場だと言えます。

 米国10年国債利回りの上昇は、素直に米国景気が虚から実に転換してきた証しとして、良い金利上昇だと思います。したがって、少なくとも米国株式は実体面から上昇していく実績相場に入っていくと考えれば、弱気に浸るムードがそれほど長続きはせず強気のムードが戻ってくると見るのが自然ではないでしょうか。

 「確実に勝てるときは参加する」と決めた投資家にとっては仕込むチャンスが続きます。