ついにニューヨーク株式は12000ドルを突破しました。同様にBRICs株式もおおむね高値圏推移。株価の割高・割安をはかるモノサシのひとつである株価収益率(PER)では米国株式が25倍、日本株式は20倍。中国株式15倍。ロシア株式8倍。インド株式25倍。米国株式、それにインド株式はすでに割高圏に突入か。
 米国株式が12000ドルをつけ、いったんの達成感があり、そのこぼれたお金が日本株に回っているということでしょうか。米国株式が上がれば、日本株式が上がるという連動性が高まっています。
 一方で原油、金などの商品市況。底割れ懸念は収まりましたが依然低調。ヘッジファンドの破綻があったり、市場金利の上昇で資金の調達が不利になったりで、投機熱に少しブレーキがかかっているようです。
 上がり方、下がり方のスピードに差はありますが、傾向として商品全般が世界中で高かったり安かったり、株式全般が世界中で高かったり安かったりと、「日本株式を持っていれば米国株式が下がっても大きくやられない」とか、「金を持っているから原油が下がっても大きくやられない」とか、同じ投資対象を持つことによる分散効果が薄れているようです。
 上がれば必ず下がるときがきます。株式が下がり始めたらマネーはどこに流れるのでしょうか。下げて価値が落ち着いてきた商品相場に回るのでしょうか。それともリスクに懲りてやはり安全資産なのでしょうか。
 現在、独歩安状態の円ですが、この先はどうなるのでしょうか?円が見直されるきっかけがあるとしたら、どんなことが考えられるのでしょうか?
 罫線(チャート)の動きから、ほぼ10年来続いたドル安円高トレンドがドル高円安基調に変わったという人も出始めました。米国の双子の赤字問題はどこにいったのでしょうか?
 ユーロが強すぎると欧州から悲鳴が上がっています。日本の大臣も「そうだ」と同調しているようです。
ユーロ主要国ドイツは来年付加価値税を3%引き上げることが決まっていて、ドイツ経済への影響が懸念されています。それでもユーロは強い。ユーロはどこまで強くなるのでしょうか。ユーロは本当に米ドルの代わりになれるのでしょうか?
 2008年中国北京ではオリンピックが開かれます。それまでに中国政府は、中国元と外貨との交換が普通にできるように流動性を確保する整備をしなければなりません。現在の状況で間に合うのでしょうか?
 そして現在の北朝鮮問題。一過性の緊張で終えることができるのでしょうか?
 つらつら考えてみるだけで、先の見えない話しがたくさんあります。柔軟に対応できるように、固定観念を持たず、自らプレッシャーを背負い込まない、フットワークの軽さを大事にしたいと思います。