FOMCの声明もバーナンキ議長のコメントも、この時期では、当然の物言いとなったように思います。

要旨としては、米国景気は順調に回復していて、今後はその実態を確かめながら、慎重に量的緩和を縮小していくというものでした。


 個人的には、そう簡単に量的緩和縮小に踏み切ることは難しいと思いますが、それを後押ししていく経済の明るさが見えていくだろうという見方は空元気ではなく、期待だけではなく、あえてここで強く量的緩和の縮小を訴えたと言うことはかなりこの先に自信があるのではないでしょうか。


 期待から実績相場へと米国市場が動き出すことは、株高・金利高そしてドル高へと展開が進み、その基調が強くなるにつれて、再び、リスク投資の物色が広がっていくのだと思います。


 一度湿ってしまった市場が再びリスクに鈍感な市場へと変わるには時間がかかるのは仕方ありませんが、パニックで下に振れる機会は減り、深さも小さなものになっていきます。その大きく沈む機会が少なくなってくるわけですから、ここは関心を持ってみていないと見逃して終わり。


 今後は「円高・株安の展開に逆戻りするのか」、それとも、「混乱は直に落ち着き、再び、円安・株高の基調に戻る過程にあるのか」。私と同じように、後者をイメージしている投資家さんであれば、ここは慎重であることは大事ですが弱気になるところではないと考えます。


 「外債型投信の基準価額大きく下がり、良しと思って追加投資したけど、またやられてしまった」と後悔している方も多いと思いますが、追加投資ができる人は「もっと割安な水準で買えるようになった」と前向きにとらえたほうがよいと思いますし、残念ながら、追加投資できない方は将来のハッピーな展開を想像して寝て待ち、エネルギーの余っている人は相場以外に時間を有効に使いましょう。


 穴が開くほど相場を見ていても、時期が来なければ、円安・株高にはなりませんから、ここは英気を養う時間に充てましょう。