株安・ドル高で流動性に難があるコモディティや新興国株式が引き続き弱含みで推移しています。この流れが反転するきっかけとして期待されるひとつがアベノミクス相場で存在感を増した日本株式相場が参院議員選挙後の自・公大勝で政治のねじれが解消し再び株高基調を取り戻すこと、米国株式相場が緩やかな米国国債利回りの上昇なら売り材料にならないと自信を取り戻して上昇するムードに変わることだと思います。

 またもうひとつの期待される買い材料は、トルコやブラジルなどで発生しているデモは新興国経済の成長期待を砕く異常事態には発展せず一時的な混乱で収まるという見通しが定着することだと思います。

 これらの要因が晴れないとリスク資産への投資に前向きなムードにはなれません。逆に言えば、だからこそ、安い水準で投資できるチャンスが広がっているわけで、もし、直にこれらのマイナス要因は晴れるだろうという見込みの大きさに応じて、大きく追加投資を考える人、少額だけなら投資を考える人がいてもいい時期にあると思います。

 昨日の都議会議員選挙の結果が参議院選挙の結果を占うのであれば、「民主はダメ。だけど自・公に入れて勘違いされても困る。みんな(共産)に入れて、安倍政権にも満足してないぞと意思表示しておこうか」と自・公圧勝の中でみんな・共産の健闘が目立つのでしょうか。
 「野党はいったい衆院議員選挙後、何をしたのか。何もやってないじゃないか」と国民が憤った結果だと言えるでしょう。小さい自分の立場を守るのにキュウキュウとしている野党の姿を見て、安倍政権に頼るしかないかと消去法の選択をせざるを得ません。
 
 いいも悪いも、安倍政権大勝による国会のねじれ解消は、ムードが動くという意味でリスク資産投資への期待を高めます。願わくは、選挙後の安倍政権が経済を最優先する姿勢を明確にしてスタートして欲しい。