ブラジルの暴動デモ発生以降、新興国債券、ブラジルレアルともに評判を落としています。ブラジルの5年国債利回りは10%台、為替は42円程度で推移しています。専門家のコメントには、しばらくブラジルが置かれたアゲインストの状況は続く可能性が高く、投資対象としてはいかがなものかという論調のものが多いように思います。

 日本人投資家にとって外債投資は金利が高い時、円高の時だからこそ、積極的に投資を検討すべきなのに、いざ金利が上昇し、円高に振れると、いかがなものかというムードが大勢となります。

 私はあえて、週刊エコノミスト8月26日号の記事で新興国債券で、特にブラジルレアルへの投資を提案しました。現在の水準がベストの投資どきであるかはわかりませんが、将来、この水準で投資した資産は宝だったと評価されるものになると私は考えています。

 現在10%の水準にある利回りが投資するに不満足なものであるのか?加えて、1ブラジルレアル=42円の水準が投資に躊躇しなければならない円安の水準にあるのかを検討する価値が十分にあると思います。

 株式は買う人がいなければ株価は上がりませんが、債券は買う人がいなくても、償還までデフォルトにならなければ額面金額が現金として戻ってきます。それが、株式と債券の大きな違いです。