あれだけ相場が盛り下がっていたのに、今週に入って一変しました。相場が上昇している理由も後付けの話しでコメントする人間も苦笑い。

 悲観論に乗って売っていた人が踏まれ、目先に乗る買い方に煽られて、日経平均株価は14000円、1米ドル=100円の水準まで戻ってきました。今後もイベントは目白押し。中途半端なところで「売り」も「買い」もしたくない。

 私のような一般的な人間は器用ではなく、「売って儲け」「買って儲け」の両方を取るなんて芸当は考えない方がまし。「どこで買うか」「どこで売るか」を想定してジックリ待つ投資スタイルが無難である。

 いずれにしても、どっちに転ぶかわからないムードは久しぶりで気分は盛り上がる。これからの展開を楽しみにしたい。

 ところで、気づいた方も多いと思いますが、「NISA(ニーサ)口座開設にあたって大切なお知らせ」と、すでにNISA口座開設の申し込みをされた人に向けての新聞の公告がありました。

「NISA口座は、1人1金融機関にしか口座を持てません」という金融機関が案内しなければならない大前提の説明さえ抜けているお粗末があちこちで起こっている。

 NISAは投資家にとって知っていて損のない制度なのですが、あまりに金融機関の安易な口座集めが横行し、本来なら前向きに検討したい人でさえも、口座開設の案内にイヤ感を覚える人が多い。

 NISAの良さを理解しないで口座開設を案内する担当者から説明を受けても気持ちは動かない。リスクの理解できていない担当者から説明を受けてもリスクの話しは伝わらない。当然な話。

 制度面の話しではありません。誤解を生む、誤解が広まりかねない、理解が不足している金融機関、担当者には顧客対応をさせないで、一定レベル以上の人間にだけ提案できるようにしたほうがいいでしょう。NISAについて、間違った悪い先入観を投資家に印象づけた金融機関、担当者の罪は重いです。キャンペーンの内容しか伝わらない、質の落ちた提案はそのまま金融機関の印象になり、投資家にあきれられますよ。