注目されていたFOMCでは、9月にも量的緩和の縮小が始まるという見方が見事にはずれました。今後、雇用の数字を見ながら、縮小に向かうという基本的な部分は変わらないわけですが、はしゃいでリスク資産を売り込んで儲けようとした人たちは撤退を余儀なくされます。おそらく、撤退する動きはこれからが本番になると思いますので、今後残りの9月相場はさらにリスクオンの相場展開に期待が高まるのだと思います。


 一時期、盛んに新興国相場に悲観論が充満するムードでしたが、水準の推移を見れば目先の底値を確認しじりじりと下値を切り上げてきました。もう少し新興国通貨の水準が通貨高になると、「やはり、あーいう弱気な見方で支配されたときは、すぐの値上がりを期待せず、少し投資するタイミングだったのかな」と通貨の底値を振り返って後悔する人が増えてきて、それが更に下値を切り上げていくパワーになるのだと思います。


 日本株相場の売買代金も増えてきました。オバマ大統領の力の低下が目立つのは気になりますが、気になるイベントの大半が終わりましたので、先行きの見晴らしが良くなり、溜まっていたマーケットのエネルギーが動き出す準備はできたように思います。じっと機会を待っていた投資家には楽しみな時がやっと迎えることができそうですね。


 この機会を、「買う」のか「売る」のかのスタンスを明確にして臨むことが大事だと思います。