本当に最近は毎日のように(投資)詐欺事件が報道で賑わすことが多くなりました。これまでも、その度に「あーしちゃいけない」「報告をこまめに上げろ」「新たに投資家向けに注意喚起の文書を出せ」と現場では後ろ向きな作業がどんどん多くなってきます。ここでも学校現場の先生のように、本来の仕事に割ける時間が奪われていく悪循環にはまっています。


 詐欺事件が多くなってくると、「この人は大丈夫だ」と業者の質の水準を維持するために、いい業者のアンテナを立てて投資家にわかりやすくするために、業者に公の資格を取らせて差別化を図る話になりやすい。

余計なお世話であり、迷惑な話だ。いい業者かどうかは、投資家や消費者によって評価は異なるし、そもそも「何を持ってその業者を良い業者として判断したのか」と評価する側の能力を疑ってしまう。テストで良い点数を取ることが良い業者の判断基準ということであれば、それは明らかに断片的な薄っぺらなものといえるだろう。


 公に期待することは、悪い業者を徹底的に摘発することに専念し、能力が劣る業者をピックアップしてほしい。町医者になぜ、患者が躊躇してしまうのかを考えてもらえばわかると思う。通う医者がやぶだと困るから大学病院を希望する。どこがヤブ医者なのかがわかれば、とりあえず、そこを避けて、近くの町医者で診断をしてもらう。「あそこは腕のいい医者だ」という評判は自然に患者の間で立つようになるし、ヤブ医者は撤退をするか、がんばって頼られる医者になろうと努力するようになる。


 「公の試験でトップクラスの成績を上げた医者はここだ」なんて企画はいらない。

投資家の声をもっと聞いてもらいたい。「わたしはだまされていないか」という草の根の声を吸い上げて、すぐに確認し、必要があれば摘発し、業者側にも注意喚起をはかる。その積み重ねしかないと思う。そのために、人が足りないのであれば増やして対応すべき。それだけ現状は詐欺行為、詐欺まがいの話が日常に氾濫している非常事態にあると思う。