日本株相場は日経平均株価14800円、為替相場は1ドル=99円の壁を前にして膠着状態が続いています。投資してもすぐに報われる期待は難しい状況が続いていますが、逆に大きく株安・円高に振れる機会もないように見えます。つまり、下がっても知れている、下値はしっかりしていると思います。


 あれほど安倍政権は、参議院選挙の大勝後、「消費税を引き上げるだけの経済成長に道筋をつけること、成長戦略を第一優先した臨時国会にしたい」と言っていたにもかかわらず、いっこうに規制改革の話は進まず、かわりに特定秘密保護法案など国民生活から離れた突飛な話ばかりが先行しているのが気になります。これまでの政治の過程は期待はずれになっています。


 こうしたスピード感がない成長戦略に対する苛立ちの高まりは投資環境の不安定要因として存在しますが、おそらく今年のクリスマス商戦は順調が予想され、消費ムードが高まってくれば相場上昇の支援になるものと思います。


「株価が上がらない」状態を見て、株価の上がらない理由を挙げるコメントが増え、株価が上がってくると株価が上がっている理由を上げるコメントが増え、そんなコメントを沢山聞いても投資判断の参考にはなりません。


 株安・円高の押し目を期待して待っていた人は、現在のように停滞気分のあるときこそ、「安ければ買う」と検討しましょう。ここで検討する気分になれない人であれば、年内は買いをあきらめて、「売る」ことを優先して考えたほうがいいと思います。