アベノミクス相場は一部の人が恩恵を受けるモノであって実態とはかけ離れている

アメリカの景気は危うい状況が続いており、ここで金融緩和策の縮小などできるわけがない


 景気はバブルで浮かれているときや不況のどん底でない限り、常に熱い部分と冷たい部分が混在し、まだら模様になっているものです。熱い部分しか見ない人、冷たい部分しか見ない人の見方は全く異なる方向を向いてしまいます。

 当初、米国や日本、ドイツの歳末クリスマスの売り上げが思ったほどではなかったと「そら、見ろ」と冷たい部分を見ている人は皮肉な笑いをしていたが、

 ここにきて、「いや待てよ、実は来店して購買する消費者ばかりではなく、ネット経由の消費はバカにならず、しかも、ギリギリ安値を見極めて買おうとする人も多いから、出だしの鈍さだけで判断するのは早計だ」と熱い部分を見ていた人の綱の引き具合に勢いを増してきました。


 金融緩和策の縮小(テーパリング)も、12月にやるやらないは別として、来年3月までには開始する前提となり、直近では12月にも始めるという見方も増えてきました。個人的には、12月に始まってもおかしくないと考えていますが、少なくともバーナンキFRB議長が退任する1月にはバーナンキ議長の区切りとしてもテーパリングは開始するのだと想定しています。そういう意味では、相当、「景気の腰折れはない」と先行きにFRBが自信を持っているのであれば1月を待たずに今月行いたいのではないでしょうか。


 日本も、政治が邪魔をしなければ、1月は株高・円安が期待できる投資環境が整いました。後は、いつ「今だあ」という号砲が放たれるかを待つばかりとなりました。


 年内の高いところは売りどころであり、安いところは買いどころでもあります。ただし、この相場は打ちあげ花火。強気になりすぎて舞い上がってはいけません。