12年末の日経平均株価は10395.42円、先週末の水準が15870.42円と2013年の株高は53%上昇し、1988年の40%、89年の29%、そしてITバブルの99年の37%を大きく上回るダントツの実績だったと日経新聞朝刊記事にありました。


 野田政権への期待は政治不信の恨みに変わり、多くの国民に日本の将来に絶望感を叩きつけ、誰が政治リーダーになっても変わらないと感じた底にいました。そのとき、米国と、そしてユーロで、何が何でも雇用は守ると超金融緩和策が行われ、同時に、交代間もなしの出戻り安倍政権の快進撃が始まりました。小さな期待を大きく膨らませていったアベノミクスの大合唱で、日経平均株価はたった1年で4年先行していたニューヨークダウ指数に追いつき、円高論者を蹴散らしました。


 しかし、これはあまりにひどかった民主党政権時代があったからの急反発であり、来年もこの勢いが続くと考えるのはあまりに楽観的だと思います。これまで日経平均株価の先行き予想は常にショボク、現在が天井近辺で先行きの上昇はあまり期待できないものが多かったのですが、最近では年末のお年玉的な感覚なのでしょうか、威勢のいい株価予想が増えてきました。


 個別の銘柄で大きく上昇する機会は増えると思います。「買うから上がる。上がるから買う」で根拠がなくても、勢い・ムードに任せて上昇する形です。こういう銘柄は天国と地獄。多くの人は高値で取り残されて、これまでの投資成果を台無しにすることもあり得ます。


 相場の格言で「辰巳天井、午尻下がる、羊は辛抱」というものがあり、来年は尻下がる「午年(うま)」です。今年の頭では、辰巳天井という格言に違和感がありましたが、今年の株高で雰囲気が出てきました。

ここからは、高値で取り残されないように、意識に意識をして、株高・ドル高相場とつきあい、有終の美を飾りましょう。