本日より、株式の取引は2014年の受渡となり、一足早く株式相場は2014年がスタートしました。日経平均株価は6年ぶりに16000円台を回復し、株高と見る向きが大勢です。私自身も基調は株高・円安と見る方向は同じですが、この相場で全力で資金を投入し大きく儲けようと意気込むのは避けたほうがよいと思います。


 特に株式の信用取引やFXのように、少額で大きな投資が可能な、レバレッジを高めた投資は慎重であった方がいいでしょう。現物投資とレバレッジを効かせた投資(借金をして投資する行為)との違いは、現物投資は基調の方向を間違わなければ利益を得ることができますが、レバレッジ投資は基調を当てたとしても、大きな値動きが発生すると相場に振り落とされて無一文になってしまう可能性があることです。


 たとえば、1ドル=102円が106円に向かえば、円安に期待して1ドル=102円でドルに投資した人は儲かるはずですが、102円が104円になり、もっとの円安を期待していたのに、ドルが急落してストップロスを巻き込んで98円まで円が急騰、その後、見る見る円安に急反転し、結果は106円になったようなケースです。現物投資した人はヒヤッとしただけでハッピーなケースですが、レバレッジをかけていた人は98円までの円高過程でストップロスにあい、無一文になってしまい、その後の106円を「見方は間違っていなかったのに」と恨めしく眺めることが、値動きが大きくなると珍しいことではなくなります。


 下手をすると、円安でなかなか儲からないからと焦れて、軽い気持ちでドル売り・円買いの逆のポジションを持った結果、「円安で損をして、円高でも損をする」状態に陥り、自分を見失って損が雪だるまになることさえあり得ます。


 中途半端な気持ちでの投資は慎み、確実に勝てると判断したときに行う。思惑が外れたときも、追加投資ができる余裕をかならず確保しておくことを意識することが、より大事になる2014年がスタートしました。


 「天井売れず、底買わず」。売った後に上がっても悔やまず、底を買おうと慎重になりすぎて時期を逃さず。もし「安く買って高く売る」投資を継続するのであれば、是非意識したいところです。