ニューヨークダウ指数が318ドル下げ、シカゴの日経平均株価先物は15000円の大台を割り込みました。こうなると株式相場の見方は、これまでの楽観的な見方からガラッと慎重な見方に変わってしまうでしょう。すると、同じものを見ているにもかかわらず、「あれも、これも心配な材料」に思えてきます。


 28~29日のFRBで1月に続き、資産の買い入れ額を100億ドル縮小する・・・、こんな不安定な環境で市場にどれだけのインパクトを与えるのか。


 1月の末頃に償還期限を迎える中国の理財商品は本当にデフォルトという結果に及ぶのだろうか?そうなった場合、どんだけの影響が考えられるのだろうか。


 アルゼンチンのペソ急落をキッカケにした新興国経済への不安は一時的なものと考えてもいいのだろうか。


 私は、今回の一件が株式相場にダメを押し、機関投資家の多くはいったん売却して様子を見る行動を取らざるを得ないのだと思います。中途半端な下げで買いを入れるのはお勧めしません。「ここまで下がればもういいだろう」という水準まで深押しをするか、「もうこれ以上の混乱は長続きしないだろう」と確信が持てるときまでは慎重な対応であったほうがよいと思います。


 新興国への投資については、はっきりと今後も投資を継続する国と投資を見送ったほうがよい国と二極化していくのだと思います。したがって、新興国通貨が一斉に安くなる場面になったら、玉石混淆の玉を拾うチャンスだと考えます。


 もちろん、米ドルや豪ドルなど主要国通貨が大きく円高に振れる場面は外貨資産を組み込むチャンスだと考えます。「どこまでの円高があるのかな」と楽しみに思えるといいですね。こういう時でもないと、なかなか円高になるチャンスには出会えません。


 ここは焦らず、ボチボチ、トボトボと取り組んでいきましょう。