「円高に大きく振れた」とことさら、これを材料に株安になったことの説明にあてるケースが今週目立ちましたが、個人的には今週これまでと違和感が出るほど大きく円高に振れたという印象を持っていません。

むしろこれだけ株式相場が荒れた中で、ドル高基調は揺るぎない印象を受けています。


 昨年より、1ドル=102円以降の円安は110円を意識するまではそう簡単に軽く円安に抜けていくとは想定していません。そして「円高に振れても102円程度、よもや100円割れの機会はないだろう」と考えていました。まさに今は目先の底値を固めているところ。「100円を割り込む円高がありえるのか」が注目され、100円割れがないと見れば、再びドル高・円安に進みやすくなると思います。


 一方、日経平均株価は14000円程度まで値下がりすると、さらに、そこから短期的な値下がりを期待して儲けるにはしんどい水準だと思います。したがって、本日の日本株相場の戻りは「買われた」のではなく、「買い戻された」結果であり、相場がアクティブに転換する期待は早いと思います。

 「相場は落ち着いてきたようだけど、値上がりは当分期待できない」ムードが全体を覆うと相場の重みで静かに沈み込み、13000円台でしばらく推移する展開になる可能性が高いと思います。


 久々に株価が小安くなったので、手を出したい衝動にもかられますが、ここはじっくりと構えて焦らず冷静に取り組みたいと思います。株式投資は・・・・。


 一方、債券投資、外債投資は弱気になる場面ではありません。この円高・金利上昇の機会はチャンスだと前向きに検討しましょう。金利の一番高いところ、円高の時を狙って投資しようと気負ったりすると疲れます。ただ持っているだけで利息で元本が増えていくのが債券投資の良いところ。誰も債券投資を勧めない今こそ・・・ですよ。