G20で、緊縮財政だけではなく国の成長戦略が必要であるとコンセンサスが取れたことはマーケットにとって明るい材料でした。どうやって具体化していくかは現実の問題として残るわけですが・・・

またウクライナの深刻な危機から少し進展したことも不安心理を和らげる材料です。これ自体も、アラブの春の例もあり、事態の収拾への道のりは厳しいという見方が大勢です。


 しかし、物事の冷たい、暗い部分ばかりを見ていた状況から、明るい部分や熱い部分を見ようとする人が今後増えていけばムードも変化していくはずです。


 株式相場は買っても儲からず、さりとて売っても儲からずという状況が年初から続き、売りの買い戻しという消極的な買いもそろそろ期待できず、相場が反転するエネルギーはあまり強くなく長続きしないと想定しています。したがって、株式の買いは様子見。保有銘柄の利益確定売りを優先させたほうがいいと思います。


 一方で、為替相場はドル高・円安を期待する気持ちがしぼみ、一部にドル安・円高への基調転換を期待する動きがありましたので、この機会に、ドル買い・円安への流れを後押しする「新規買い」と「売りの買い戻し」がしばらく続き反転が期待できるのではないでしょうか。

 ドル安・円高で割安感の残る通貨がさらに売られるのをあまり期待せず、納得がいく水準にあれば外貨投資を行い、さらに割安になる場面があれば追加投資を考えるといったナンピン買いを前提にして取り組んだほうがよいと思います。為替相場は円高の底ではありませんが、「底ら辺」を意識して取り組むチャンスだと考えます。