日本株相場が再び活況に向かう機会があるかを先週から眺めてきましたが、やはり当面は底値を探る展開になりそうですね。株価上昇の期待は、①日銀の追加金融緩和、②年金運用の債券から株式への資金移動に絞られてきました。戦略特区や農協改革など新聞等で取り上げられましたが、「そこまで踏み切ったか」と評価する声はなく、むしろ買い材料として完全に無視された格好になっています。


 日銀の追加金融緩和も、年金の債券から株式への資金移動も、ずっと前から期待され、「撃つぞ、撃つぞ」と言い古された内容で、もし実際、撃たれたとしてもサプライズなき一手が相場を上昇基調に転換する力があるかは未知数です。だから余計に、日銀は無駄玉にしたくないので撃つのに慎重になります。


 個人的には、いったんマーケットが今後の展開に失望し、期待が失せないと次の上昇基調は来ないのではないかと思います。昨年以来、このブログでは「日本株相場は上がらないと下がらない」と何度となく申し上げてきましたが、今後は逆に「下がらないと上がらない」展開を想定しています。


 マーケットが「第三の矢をなぜ打てないのか」と安倍政権、政治に迫る事態は近いと思います。