昨日の日経新聞夕刊に、「米、高格付け社債贈 1~3月4% 安全志向強まる」という記事が載っていました。これまでは、世界経済の回復期待と主要国の金融緩和を追い風に投資家がリスクを取る姿勢を強め、利回りの高い「低格付け債(ハイイールド債)」が人気を集めていたが、直近では、低リスクの「高格付け債」を買う動きが顕著になったという内容です。


 米国で金融緩和の解除が進む中で、将来の金利上昇を嫌って、信用リスクのある「低格付け債」に慎重になり、その受け皿として、比較的健全で金利が上昇してきた「高格付け債」に資金が流れていくのは自然な流れだと思います。


 米国で発生したことが遅れて日本でも発生する。日本も年末に向けて、金利上昇が進む前に、長期資金を債券で調達しようとする動きが金利をジワって持ち上げる展開が予想されます。


 物価の上昇期待が本物であれば、「物価は上昇するけど長期金利は上がりません」なんて、日銀の都合の良い展開になるわけがありません。

「大きく金利が上昇する事態は避ける」ために、日銀はどんな対応をしていくかが腕の見せ所。


 「金利上昇場面で、いかに大きな損を避けて資産を守るか」を考えると、大きな値上がりを期待する投資の量を絞り、金利上昇で納得する水準では確定利回りの債券を仕込む「債券投資」に注目したほうがよいと思います。