米国株式相場は4ヶ月ぶりに新高値となり、寒波で一時停滞した景気の持ち直しを織り込む動きになっています。米国株式相場の上昇が日本株式相場の上昇につながると期待する向きもありますが、個人的には、日本株独自の期待材料が見えてこない限り、日本株上昇の余地は小さく、底割れを防ぐのが精一杯の効果だと思います。

 逆に、米国株式相場が再び頭の重い展開になれば、日本株相場の下値模索は続くと想定します。最近気になるのは、「消費税引き上げの反動は思ったほど起きていない」と期待を持たせるコメントが多いことです。株価が上昇基調にあるときの消費税引き上げであれば何も心配することはありませんが、株価が弱含みにあるときの消費税引き上げは、やはり高額商品の売れ行きを鈍らせて当然であり、そこを受け止める必要があると思います。


「株価の低迷→やはり高額商品の売れ行き急減速」という話が後に伝われば、そこから一気に弱きムードが広がりかねません。こういう時は、根拠の薄い楽観的な見方は慎むべきだと思います。


 だからといって、株式投資のチャンスをうかがっていた人はここで弱気になる必要はなく、関心を持って割安な水準にある対象を拾う機会です。買ってすぐに儲かる環境になるまでは少し時間がかかるでしょうが、「果報は寝て待て」。良いものが見つかったら、秋までに報われる日がありますようにとゆったりと投資してみるのがいいでしょう。


 買えば儲かるのIPO投資が続いたのが異常だったのです。今まさに、投資が正常に戻りつつあるところ。ここで評価損にため息をついて眺めているだけでは失敗の繰り返し。今、できることを考えましょう。