本日の日経朝刊記事に、「マネー、再び新興国へ 積極投資へ転換」という内容で、新興国の株式、債券が買われ、新興国通貨は約一年ぶりに高値をつけ、ブラジルやインドのように経常赤字と高い物価上昇という経済構造を持つ国にも資金が向かっているというものでした。


 私はこの記事を見て、「何かイヤだね」と思いました。日経新聞で取り上げられるときが、相場の転換点になることが多いからです。一年ほど前、日経新聞は逆に、経済構造の脆弱な新興国への投資は危険だ、慎重であるべきと警告していました。その後も何度か同じような警告を繰り返してきました。


 それが今回はそんなことはなかったかのように、順調に推移した新興国投資の結果を紹介しているのです。特に、外債投資は金利が高く、円高の時に投資すべきなのに完全なミスリードでした。個人的には、新興国債券投資は踊り場に来ていて、更なる収穫期の準備に入ったと期待しているのですが、その矢先に日経新聞で取り上げられたものですから、「何かイヤだ」と感じた次第です。


 つまらない相場展開が続いていますが、その中にも、少ない、吹き値で高くなる場面や思わぬ投げもので安くなる場面があったりしますので、それをコツコツとチャンスを拾い、次のワクワクする展開に備えたいと思います。