日経平均株価が15,000円を割り込み、1ドル=101円台をのぞいて、更なる円高を懸念(期待)する動きになってきました。もし現在の心境が「相場が大崩れしたらどうしよう?」と心配する投資家であれば、リスクを恐れる気持ちが潜在的にある方なので、含み損益の大きさにこだわることはやめて、一部、もしくは全部を売却してリスクを落としていく検討をされたほうがよいと思います。


 逆に、やっと再投資ができるチャンスが来たと思える人は、円高、株安、金利上昇は紛れもなく、これまで待っていた現象なので、世間の声に惑わされず、納得が行く水準にきたら、一番いいところを買おうなんて欲は捨てて、「さらに下がればまた買うだけ」と買い余力を残して底を漁っていく投資スタンスで臨むことをお勧めします。


 これは私の全くの感覚であり、根拠があるわけではないですが、これまでの高値警戒感のある相場展開は、限られた投資家の中で、ある時は売り、ある時は買いが繰り返されていて、多くの参加者が「いつか大崩れする時がくる。だけど、新たな買いの参加者が出てこないと自分の売りで値をさげてしまい自分の首を絞めてしまう。どうしよう。自分が躊躇しているうちに誰かが売りを出し始めたら売るに売れない状況になってしまうかも・・・・。少しは売って身軽にしておきたい」とずっと心配を抱えてきたように思います。


 そういう意味では、現在の参加者が下落の恐怖に持ち玉を投げさせられて、新たな参加者がそれを買いあさる展開にならない限り、相場の質は変わらず、高値警戒感を晴らして、上昇トレンドに向かうことはないのではないでしょうか?

 現在の参加者が過剰な持ち分を投げて、少し身軽になり、新たな参加者が参入することで相場のしこりがほぐされ動きが軽くなるまでには少し時間がかかってしまい、しばらくは相場が停滞しても仕方ないでしょう。

ただし、大きく値崩れした後の停滞はじっくりと投資を検討したい投資家にとっては好都合でもあります。

すぐの見返りを期待せず、投資の成果をゆったりとした気持ちで良き日を待ちましょう。


 いずれにしても、上昇が期待できる相場は大きく下落した後であり、上昇相場の仕切り直しがあってからだと私は思います。良い買い場がこの先あるかはわかりませんが、久々に相場への関心が戻ってきました。