4-6月期実質GDP成長率が年率換算マイナス6.8%となり、東日本大震災があった2,011年1-3月期以来の大きな落ち込みとなりました。不思議に思うのは、消費税引き上げ後の大きな落ち込みを示す、この数字が市場のコンセンサス通りで想定内であったとコメントされるようになっている。


 ついこの間まで、「消費税引き上げの影響は想定したほど出ていない。引き上げ後も個人消費にかげりは見えない」と言っていたはずであったが、その人達にとっても、この数字は想定の範囲内であったということか。


 甘利大臣は相変わらず、「この程度の反動減は想定の範囲内」と言っているようですが、これを想定の範囲内という神経であれば、この人に数字の見通しを聞いたり、目標数字をたずねる意味はないだろう。当たるも八卦とさほど変わりがない。


 政府は、2013年を国内景気のピークにしちゃっていいのだろうか?

 大幅に落ち込んだ4-6月期のGDPの数字が、この次の7-9月期に多少戻ることに安心していていいのだろうか?

 

 米国は昨年の5月以降、金融緩和策の縮小をはかり、金融危機後の異常事態を正常に戻していく手を着々と打ってきました。政府はこの間、日銀の金融緩和策に口を出しただけで、もっぱら安保問題にかかりっきりで、アベノミクス相場の余韻に浸っていただけ。一番情けないのは、そんな与党に隠れて存在感のない野党。結局はまた政治は、マーケットの不満を日銀に向けて、追加金融緩和を日銀に迫ることしかできないのだろう。


 昨年消費税の引き上げを決める前に、「消費税を引き上げても、日本の景気は健全な形で成長する」と当時胸を張って主張していた安倍総理の経済ブレーンは今どこに行ってしまったのか?あの時には、日本の景気に期待がありました。


 甘利大臣の何を根拠にしているのかわからない元気だけでは心細すぎますね。昨年のように、堂々と日本経済・景気の将来を前向きに語り、実行が期待できそうな人物はいないのですかね。将来の画が見えてこないと長期投資なんてできません。