相場が低迷して投資に興味を失っているとき、相場水準が割高になり今後の投資に迷いが出始めたときに出回るもの。「元本確保型」と冠がついた金融商品。
 「まずは投資元本だけは守りたい」という不安に思う投資家のニーズをくすぐった商品。「元本割れがなく、しかも儲かるもの」。ローリスク・ハイリターン。そんな投資話があるはずがありません。
「元本確保型」と聞くと、「元本確保をプロが約束し、プロが運用してくれる。プロが運用するのであれば、うまいことしてくれるのではないか」と期待する人が多いと思いますが、そんなうまい話はありません。
受けた側のプロは、「元本確保という制約を受けて運用するのだから、リスクのある運用はできない。従って投資家は利益が少なくても理解してくれる」と考えています。
悪意のある運用者は「元本割れしなければ投資家は文句を言えない」と、最初から「元本確保」を目指して運用するケースもあるようです。
 「元本確保型」に投資する人は「元本は守られる」とプラスアルファを期待するのは止めて、「元本が守られるだけ」と割り切って投資するといいでしょう。それでいて、プラスアルファがあればラッキーと考えましょう。そうしないと「元本確保型」で安心を得たつもりが、かえってストレスの元になるかも知れません。
 そもそも「元本確保」と約束してもらわないと恐くて投資できない自分の心理状況にあるのであれば、無理して投資をする必要はないと私は考えます。少し休んで、落ち着いてからでも遅くありません。焦って投資をしても、良い結果にはつながりません。