本日のテレビで菅官房長官が「アベノミクスでドルは80円から、株価は8000円からドル高・円安、株高になった」と胸を張っていました。


 こういう話を聞くと、私は毎回思います。確かにそうだけど・・・・


 安倍政権が誕生する前の鳩山政権と菅政権が余りにもひどかった。だから株価は1万2千円を大きく割り込み8000円になったし、ドルは100円を割り込み80円になった。


 こうした行き過ぎた株安・円高の反動に弾みをつけたのは安倍政権であることは間違いないのですが、安倍政権は不甲斐ない鳩山政権、菅政権の後を引き継ぎ、安倍政権に政権の橋渡しをした野田元総理の英断に感謝するべきだと思います。したがって、ドルが102円、日経平均が12000円~14000円に戻ってきたのは、あるべき水準を回復しただけであり、特にドル=102円は円安が行き過ぎたと懸念される水準とは私には思えません。


 しかも、前回のドル105円台の世界の状態と比べると、米国と欧州、アジア、そして日本との相対的に見た安定度はかなり高いように思います。


 ドルについて言えば、102円を底に107円をめざす展開に入ったと想定します。ここからはドルを売りたい人もたくさんいると想定され、円安・ドル高の歩みは早くはないでしょうが、ジリッジリッと綱引きはドル高方向へと引かれ、どこかで均衡が破れてドル高が暴走するまで進まないと、ドル高基調に終わりは来ないと今は考えています。