「今が買い時、これを逃したら後悔しますよ」という言葉はこれまでに何度か声をかけられた経験がおありだと思いますが、そうだったことがありますか?


 買いそびれた自分を責め、焦る気持ちに、このような言葉をかけられると、つい少しだけと思ってしまうのは人情だと思うのですが、少し、長い目で見たら、その後もチャンスは繰り返しきたはずだし、むしろ衝動買いをして大きく損失を膨らまし、本来、買いたいと待っていた水準になったときに指をくわえてみているだけの悔しい経験をみなさんしているはずです。


 今年に入り、株式相場も、為替相場も、そして商品相場も、動きの少ない停滞した相場が続いていましたが、ドル高基調が鮮明になるにつれて、まず為替相場に動きが出てきました。10月以降、来年春先に向けて、相場の変動は大きくなると予想しています。


 価格変動はチャンスの機会ではありますが、そのときに大きな損をこうむると、せっかくのチャンスをつかみ損ねます。ここからは大きな損を避けて、少ないチャンスを活かす我慢が必要な投資環境が続くものと思います。短気は損気。全て勝つなんてあきらめて、確実に勝てる時をひとつ、またひとつとじっくり拾っていくスタンスをお勧めします。