スコットランドの独立が話題になっていたかと思うと、今は選挙制度改革でもめる香港のデモがマーケットの関心事になっています。格差問題や社会のひずみの存在をわかっていながら放置してきた結果、「もう我慢ができない」と具体的な行動が世界各地で目立ってきました。これまで好景気の気分に浮かれていましたが、気づいてみると「自分たちの生活は何も変わっていない」と不満が抑えきれなくなってきたとも言えます。この火種は、もちろん日本にもあるわけで他人事ではありません。


 本日の日経記事では、住友商事がシェール関連などの資源ビジネスで多額の減損損失を計上したと報道がありました。米国経済のバラ色の先行きを期待する根拠になっているシェール革命ですが、関わった人すべてがバラ色であるわけがなく、「実は私は火だるまで大損を抱えてしまった」という例もあると考えたほうが自然だと思います。


 夢の最中はプラスの面ばかり目につきますが、夢が覚めてくるとマイナス面ばかりが取り上げられるようになりがちです。そうすると夢から現実に引き戻して本当はどうなんだろうと検証しなければならない時期が来ます。当然そうなれば、停滞、低迷する相場展開に入る。しかしこれは、健全な方向に向かう前に当然あってしかるべきの現象だと思います。そこでは小手先の株価対策は効き目がどんどんなくなり、なぜ夢と現実に差ができてしまったのかに対する試行錯誤をまずやってみる実行が求められるのだと思います。


 安倍総理は「経済最優先」とまたはっきりと言葉にしています。「本当?」と疑う人を安心させる実行をお願いします。「もちろん、やります」とまたお答えになると思いますが・・・

 「経済最優先」と言ったら株価対策になるはずと言うだけの対策でないことを切に願います。安倍総理を現在の日本を救う光として期待するしかないのですから・・・・