いやあ、大変な帰り道でした。田舎で法事があり、昨日、電車で帰ってきたわけですが、揺れる電車の中で立ちっぱなしの3時間半。人口密度も高く、良い思い出になりました。それでも日本人は我慢強く、お互い様精神で文句も言わず整然と帰途に着きました。


 投資環境も久々に乱気流。これ以上の下げは、「相場の基調を崩すのではないか」と心配する声も出る微妙な水準に入ってきました。


 底値が、どこまで、そしていつ頃くるかなんてことは誰にもわかりません。重要なことは、こういう投資環境でどのような行動を起こすかです。


 私の周りの方は、こういう事態を想定し、その日が来たわけですから、想定外のことが新たに起こって行動を組み直さなければならないと考える方は検討の余地はあると思いますが、想定の範囲内であれば、「まだこの先には円高がある、株安がある」ことを前提に、粛々と余力を残した円売り・株買いの実行をお勧めします。「下手な考え、休むに似たり」。考えたって答えの出ないことに思い悩む時間はもったいない。心配が残るなら、買付の量を絞れば良いでしょう。


 おそらく、株安・円高の動向を受けて、「現在は株を買える材料、円がさらに大きく売られる材料が見当たらず、こういう事態は仕方ない」とのコメントが増えるのだと予想されます。


 一般に、買い材料を並べて「何故上がらないのか」とみんなが上を見ている時よりも、現在のように、多くの人が「きっとまだしばらくは下がるのだろうな。仕方ない」と下を向いている時の「買いの検討」のほうが痛い目の度合いは小さくなるものです。


 この間まで、「日経平均株価は秋口には18000円に乗せる」と予想していた専門家は何を見誤ったのでしょうか?何が想定外だったのでしょうか?


 逆に、日本相場のここからの急落、ここからの円高を予想する専門家があったとしたら、そう宗旨替えをした根拠は何でしょうか?


 個人的には、想定外のことが起こったわけではなく、期待だけで株高・円安基調を支持してきた投資家の気持ちが萎えてきたからだと考えます。逆に、投資家の気持ちが強くなりさえすれば、ガラッと相場つきは変わってくると考えています。来年の春先までは、相場の乱高下を覚悟しておいたほうがよいと思います。