黒田マジック第二弾の発動を受け、株売り、ドル売りがしにくい状況が続いていて、ジリジリと株価の下値、ドルの下値が切り上がってきました。ただし、黒田マジック第二弾だけで株高・ドル高の基調が長続きするわけではなく、その基調が続くうちに、安倍政権、政治が危機感を持って、必要のない、時代遅れになった規制を排除し、将来の成長分野を期待できる戦略の一歩を踏み出すかをマーケットは期待し、要求しています。


 可能性としては非常に高く危惧していますが、今回の株高・円安の動きに甘えて、結局は政治は何も進展せず、マーケットの期待を裏切ると、


 為替の円安が進み、輸入物価の上昇と一向に生活実感が改善されない不満から持続的な株価上昇期待がはがされ、急速に失速していく可能性を覚悟しなければなりません。そうなると、そもそも、「黒田マジック第二弾のタイミングは適切だったのか」と日銀に対する批判・不満が高まって、第三弾の発動は機動的なものではなく、後手に回り、今回のようにマーケットを改善する影響力は期待できないと思います。


 安倍政権は日銀の株価上昇援護策を期待していたものの、ここまでの大きなバズーカ砲が日銀に撃たれるとは思っていなくて、「俺たち今後どうしよう」とアイディアもなく、今一番困った顔をしているのは安倍政権なのだと思います。ここでの無策による失敗は安倍政権にとって大打撃です。


 日経平均株価17000円を達成し、1ドル=117円までは目前。次の日本10年国債利回り1.7%への道は国民にとっては、ハッピーな道ではありません。株高・円安の今に浮かれず、資産を増やすから減らさないを意識して準備が必要だと思います。