10月31日に黒田日銀バズーカ砲が放たれた後、ここにきて、やっと冷静な話が聞こえてくるようになってきました。個人的には、こういう展開に入る前から想定していた水準に入ったら「買い」「売り」と決めていた水準にあれば粛々と実行を意識し、中途半端な水準や先行きが読めなく迷いがあるなら立ち止まって様子を見ることが大事なのだと思います。


 現在、「おかしい」と思うことは長続きせず、その反動はいずれ来るのだと思います。

 たとえば、GPIFで国債の割合を引き下げるのは理解できるけど、その資金でこの水準の株式を買えとすること。日銀が国債の発行相当額を全額買う、規模の小さなリート市場でメインプレーヤーになる、三日に一度はETF買いで日本株の株価を押し上げる役目を宣言するとか。l

 株や外貨資産を持たない人にとってはまったく恩恵がない、目先の効果ばかりを狙うやり方に不満は高まるばかりです。


 現在の米国オバマ政権を例に挙げるまでもなく、たとえ見た目の景気を良くしても恩恵を受けていない大多数が格差問題を意識する社会になれば信任されません。


 日銀にお願いするだけではなく、消費税8%に引き上げる前に見せたアベノミクスの本気度をもう一度見せてほしい。あの時挙がっていた「TPP」「農業改革」「医療改革」「エネルギー改革」など規制改革は、やってるフリ、死んだフリ。

 内容はともかくとして、黒田日銀は本気を見せてくれました。