選挙前討論を聞いていて、イヤ感を覚えるのは、野党が「アベノミクスは失敗した」、自民党は「失敗していない」という不毛なやりとりと「経済を優先する政策のために選挙を行う」という安倍総理の文句です。


 アベノミクスは失敗したと評価する以前に、日銀に政策を頼るだけでワンセットで進めるべき第3の矢を打つ気配がない、あきらめてしまったかのような無気力さに対して、安倍総理がどう弁明するのかを聞きたいが今のところコメントはなし。

「これまでアベノミクスは国民みんなが満足行く結果にはなっていないが、十分なことはしてきた。残念だ」とでも言いたいのであろうか。そう考えていて反省がないとすれば、アベノミクスの先は知れたもの。


 「経済を優先するために国民に問う選挙だ」

この言葉は聞きづてならない。株高・円安効果に甘えて、経済を横に置き、自分のやりたいことを優先させ、景気が停滞する数字を見て、慌てて想定外だと言い立て、経済を立て直さなければとのたまう。


 消費税増税後、経済を放ったらかしにしてきた事実を誤魔化すやり方にはイヤ感を覚える。いつから経済優先に自民党は舵を切ったのか。これで自民党が大勝したら、経済優先の言葉はどこへやらとなりやしないかと信用がおけない。


 これまで自民党はアベノミクス期待で盛り上がった株高・円安に浮かれてしまって、経済を立て直す土台作りを怠ってきた。すみません。これからはこの2年間の無策を反省し、今度こそ真剣に経済再生に取り組みたい。


 「アベノミクスは成功した、しない」なんてやりとりで何も進まない。アベノミクスの期待と現実に差が広がり、国民の満足感がないのは事実なのだから、これを受け止め、認めたほうが自民党にとってもよいと思う。


 原油価格が70ドル割れ。おそらくここまで急落すると、困っている投資家も多いのだと思う。そのため、原油急落の影響で、またひとつ投資環境が読みにくい不安材料が増えたような気がします。


 原油価格に次ぐ価値の急落はいつ起こってもおかしくない。そうなってもいい準備と覚悟が必要です。