昨日、多重債務者約1800人が全国約70社の消費者金融を相手取り、過払い金計約27億円の返還を求める訴えを起こしました。まさに追う側から追われる側に立場逆転です。「返すお金は今はありません。お願いですから、もう少し待ってくれませんか。もう少し負けてくれませんか」と窮状を訴える先が、もしかしたらあるかもしれません。
 消費者金融大手は、過払い金の支払い、上限金利の引き下げ、貸付額の総量規制で収益が厳しい状態が当面続き、生き残りをかけた店舗削減、人員整理などリストラに追い込まれています。
 銀行では貸せない先への資金提供先を締め上げた結果、自業自得の債務者や別に消費者金融を頼る必要のない人の立場まで守る必要はないと思いますが、善良な債務者を救う対策が必要だと思います。
 資金があれば生活に支障はないが、消費者金融の資金手当の道が閉ざされたら、運転資金が他から調達できず、即行き詰まってしまう人も多いのではないでしょうか。こういう人の相談窓口になる駆け込み寺を政府は準備できているのでしょうか。
 以前のメガバンクのようになりふり構わず、あの消費者金融が自分を守るために貸しはがしに走るかと思うとぞっとします。