最近、「米国株式相場がモタモタする中、日本株式相場には上値を抜いていく力強よさがある。米国株式に連動したミラー相場から、日本株式は独自の動きを見せてきた」という見方を聞くことがありますが、本当なのかなあと思います。


 以前にも、先進国の経済が停滞しても、新興国経済の力強い成長は続くというデカップリングという考え方が広まっていました。


 しかし、どう考えても、世界経済が成長を続けるエンジンは米国経済への期待を無視するわけにはいきません。日本株式が米国株式が停滞、下落する中で強い上昇を維持できると楽観できません。


 ここ最近、欧州株式が強く、中国株式が強く、日本株式が強く見えたのは、個人的には米国が政策金利の引き上げを視野に入れ、引き上げた後の影響が読めないため、米国にある資金を他に移そうとする動きがあったためと頭を整理しています。


 そのため、米国株式が他の市場に比べて割安感が出てきたり、米国債利回りが上昇する場面があれば、いったん現金化したり、他市場にシフトした資金をまた戻す機会を狙っているのではないか、だとすれば、現在の水準から突然、急変する可能性が高まっているような気がしています。


 今週末からは5月相場。気が抜けない相場展開になるという見方に変わりはありません。

高い物がさらに買われることを期待するよりも、高いものが売られたらどこにその資金は向かうのかに注目したほうが良いと思います。