ドルが119円台から気づいてみると122円を意識する水準に位置するようになってきました。今後は、株価水準の関心に加えて、為替水準への関心が高まる段階に入ってきたように思います。


 景気の停滞などいろいろなマイナス材料をぶつけられて90円前半まで売り込まれ、関心の外にあった豪ドルもいつの間にか96円台を回復したかと思っていたところで、動きの少なかった米ドルはやはりいつの間にかドル高・円安基調に入りそうな気配です。


 やはり注目は米国の政策金利引き上げの行方ですね。私は、状況が許せば無理してでも金利の幅は小さくとも、その後の引き上げまでの間隔を少し延ばすことになっても、FRBは政策金利をなんとか引き上げたいと考えているのだと思います。


 そうすることができれば、米国は日本や欧州などがひっくり返ってもできない、金融の異常事態から抜け出すことに成功した唯一の国となります。そうなれば、当然、一時的にはドルの独歩高が進むのだと思いますが、バブルが破裂した場合の資産の傷みはどこよりも小さく、相対的な米国の存在感は現在よりも高まるでしょう。


 しかしながら、安全資産だからといって米国資産に偏った構成にするわけにもいきませんから、マーケットの関心は、米国資産以外で適当なもの探しに移っていくでしょう。


 「これは米ドル以外の選択肢だったら、きっと買われるはず、資金が流れてくるはず」と、そんな対象は何かを考えておいたほうがいいと思います。


 米ドルの代わりとしては、やはり割安に見えた豪ドルが選ばれた・・・的な視点が必要なのだと思います。