ギリシャはデフォルトする、しない。当面の資金繰りにメドがつきそうという見方が広がって、売られた相場に買い戻しが入って、ひとまず、安堵という繰り返し。


 ユーロ危機のように、ギリシャのデフォルトがポルトガル、スペイン、イタリア、そしてドイツ以外の国債全部のデフォルトを次々と疑われるほど不安の無間地獄に今回は発展しないという見方が大勢ではありますが、それでも、実際起こってみないとどの程度の混乱をもたらすのかは誰にもわかりません。


 私はギリシャがデフォルトに追い込まれる事態は想定しておいたほうがよいと思います。

にもかかわらず、当面の資金繰りにメドがつくかどうかの目先の問題に振り回されている相場の質は非常に劣化しているように思います。劣化しているとは、目先の値動きだけに関心が高まっていて、相場の急変に対する準備が十分でないように感じるからです。


 FRBの政策金利引き上げの時期も同様です。政策金利引き上げの先送りに安心するのではなく、利上げが行われることを前提にした準備がどの程度できているのかが大事なのだと思います。


 ギリシャはこの6月を乗り切った後の7,8月に返済の大きなヤマ場を迎えます。イエレンFRB議長が引き締めへの号砲として政策金利を引き上げるかも知れない9月を目前にした、大事な時期に重なります。

今以上に夏場は目先のことで相場は大きく振れることが多くなると思います。


 2015年未年は辛抱の年になると年初から言われていましたが、まさに辛抱のピークに向かうのだと覚悟しておいたほうがよいと思います。


 辛抱した甲斐がある。買いがある。そうありたい。   火種の方向は欧州ではないでしょうか。