もしEU首脳会議で債務問題の引き延ばしがなされたとしても、もはや、ギリシャのチプラス首相はギリシャ国民からもEUからも信頼を完全に失い、ギリシャ国民はすみやかにユーロを引き出しタンス預金にしようと必死になり、その様子をEU側は「ギリシャはやはりユーロから切り離すしかないか」と懸念がさらに高まっていく可能性が高く、これまでのようにギリシャ国民やチプラス首相を信じた振りも限界に来ていると思います。


 中国政府の株価下支え策も、株価上昇の実体の無さに投資家が気づいてしまった今、時間稼ぎにしかならず、少なくとも新たに上値を買っていく純粋な投資家の参加が期待できる買い材料が見当たりません。こちらも投資家の売りが解禁されたら「まずは売って現金化しておこう」というムードが大勢でしょうし、その売りが困難なマーケットであると判断されれば、中国株式が輝きを取り戻す機会はしばらくこないでしょう。


 そういう意味では、ますます消去法で米ドルへの関心は高まります。

米ドルの代わりに円ではないかという方もいるかもしれませんが、安保法制で経済最優先の公約を横に置いているアベノミクスへの投資家期待は風前の灯火・・・


 こちらも信じた振りに、時間稼ぎの限界が来ていると思われ、米ドルの受け皿の役目を果たす器量はないと思います。