この先、日本株式相場が上昇するとしたら、米国買えない、欧州買えない、東南アジア買えないの消去法で資金が流入した場合が考えられるけど、上昇するなら、ギリシャ問題、チャイナショックときっかけはあったはずであり、もうすでに新値を大きく更新していてもおかしくないと考える。それがなかったということは、2012年年末から勢いづいたアベノミクス相場も3年で賞味期限切れは近いのだと私は思います。


 デフレが当たり前になり停滞し続けていた日本経済が安倍政権誕生と共に、期待を呼び起こし、そして高めてバブル相場と言われる段階まで、金余りを背景に円安・ドル高相場に誘導してきました。

しかし、結局は金余りで期待を高めたものの、「撃つぞ。撃つぞ」と大きな声で騒ぐだけで成長戦略は小粒となり、その小粒の政策でさえ、安保法制で頭いっぱいになり野ざらし状態。


 株価はある意味正直で、活況を謳歌していた不動産株式は2013年の高値が重く、日本の成長のシンボルだった自動車株も頭を打った様子。米国株式はすでに妥当な株価を求め、当面の下値を模索する動きに入りました。

 世界で一番健全な米国市場の株式がそういう状況にあるわけですから、日本株の逆行高が長く続く理由もなく、「年内が最後の売り場だった」と振り返ることになるのではないでしょうか。


 為替の見方は、円安、円高と見方が分かれていますが、私はここからさらに円安に振れると見ています。しかし、円安の位置が高くなるほど大きく円高に振れる機会も多くなると想定します。したがって、外貨の追加投資は「今、この水準だ」と自分で確信が持てないときは見送って、納得する水準あたりになるのを待ちましょう。行き過ぎた円安水準での投資は慎重でありたいものです。


 2013年春からの安倍総理、黒田日銀総裁のタッグは最強タッグでした。往年の色はあせ、安倍総理も黒田総裁もこれからは戦後処理に追われることになるでしょう。アベノミクス相場の再来期待は空しい・・・そう、思います。