世界同時株安が顕在化し、マーケットは弱気ムードに振れてきました。一番安定が期待された米国株式相場も下値を模索しています。原油価格のリバウンド期待も萎み、来年も低迷が続くと長期の停滞を予想する専門家も増えてきました。


 個人的には、下振れする局面を期待し準備してきた身なので、この機会をチャンスだと考えていますが、短期的な成果を期待するのは難しく、下値と思って拾っても、なかなか報われない辛抱の時が続くと覚悟が必要だと考えます。したがって、多くの買いまでは考えていない投資家は「いかに損を大きくせずに売却を行って、負担にならないリスク資産の量まで絞っていく」ことを意識した方がよいと思います。


 先週末の世界同時株安で一番困っているのは、政策金利の引き上げを予定していたイエレンFRB議長だと思います。利上げ後の相場動向に対してFRBが責任を取るプレッシャーは非常に重くのしかかり、普通であれば9月の引き上げはかなり困難になったと思います。


 じゃあ、FRBの政策金利引き上げの先送りがこれまでのように、株式相場等のプラス材料になるかというと今度は違うと私は考えます。


 ただ単に、現在発生している懸念を12月まで引っ張るだけだと考えると、その間に株式相場や商品相場への下押し圧力におそらく堪えられず、より深刻な事態もあり得るのだと思います。

何よりも懸念されるのは、秋から年末にかけて、政策金利の引き上げを考えていた米国でさえも景気見通しが悪化し、政策金利の引き上げどころでないと、世界で唯一の光・希望だった米国経済にマーケットが変調を感じ出すとリスクオフの傾向はさらに強まる可能性があります。


 何度も繰り返し申し上げたいのは、期待されている日銀の追加金融緩和はおそらくショボイ内容であり、もしそれがその通りであった場合、日本株は日銀と年金しか買い手がいない、外人買いが期待できない中国株と同じような状況に陥るかもしれません。こうした見通しを前提にしたうえで安値を拾う予定を立てたほうが良いと思います。


 先日、ご案内していたセミナーの確定内容を告知させてもらいます。

生活設計塾クルー主催セミナーで、9月16日(水)14時から昼の部、9月17日(木)18時半から夜の部の2回です。セミナー申込みホームページ、もしくはお電話での受付になります。

相場に強気な人も弱気な人も奮ってご参加頂けたら幸いです。