会社員の厚生年金と公務員などの共済年金を一元化する議論を進めるために、共済年金が厚生年金よりも優遇されている調査結果がでるものだと期待していたら、なんと「民間が公務員を上回っている」という真反対の結果になったそうです。
 自民党は「官優遇の是正」で年金の一元化を図ろうと考えていたため、「もう一度調べ直せ」と「人事院」が調査した結果を差し戻し、一元化法案を先送りするかもしれないという観測が出ています。
 私にはよくわからない、見えない部分がたくさんあるのですが、共済年金よりも厚生年金の方が優遇されているというのであれば、むしろ厚生年金に合わせて一元化するのに反対する人はいないのではないですか。「官優遇の是正」もさることながら、年金の仕組みを単純にする」という課題解決も重要です。
 「共済年金の方がやっぱり厚生年金よりも優遇されている」という結果があとで出てきたところで、一元化の道筋がつくとは思えません。今回の結果を受けて、一元化に向けての議論を進めるべきだと思います。
 
 もし共済年金の方が実際優遇されているのであれば、厚生年金のやり方に一元化されたら、「それでは困る。いままでのこの部分はどこで補填してくれるのか」という現場の声が出てくるでしょう。それが真実の声です。
 現場が黙っているということは「今声出したら損するかも知れない」という事態なのかも知れません。実態をつかむには、現場の声をいかに吸い上げるか。
 今回の結果は現場を巻き込んで議論する機会になり、「期待通りの結果が出る」よりもむしろ意味があるように、私には思えたのですが。