「TPPは今回も結局は先送りで漂流していくのかな」と考えていたところが大筋合意に至りました。サプライズです。


 今後、自国に戻って、「あーだ、こーだ」と各国でもめるのは必至です。そのため、TPPに対する期待と失望が繰り返されて、あるときは買い材料、あるときは売り材料となるのだと思います。


 これによって、岩盤規制に向かう動きムードになるので、素直に株価は上昇する反応をすると想定した方がよいと考えます。ただし、それを喜んでみているほど株式相場の基調に以前ほどの強さはなく、その株価上昇過程をどう有効に活かすかを決めておいたほうが良いと思います。


 確実に「この水準で買えば儲かる」と確信がある銘柄が見つかっている方は別ですが、そうではなく、むしろ下落場面で「売っておけばよかった」と後悔した方は、株価の上下が気にならない程度まで、たとえ損を抱えていようとも売却を進めて、平静が保てるポジションに戻すことをまず意識した方が良いと思います。


 この上昇は新たな上昇基調の始まりではなく、上昇相場に入ったにしても、目先の天井探しに入った短期的なもので終わると私は想定します。


 買い損なっても実損にはなりませんが、売り損ねると実害と後悔を残します。