9月に入ってから私が想定していた投資環境と異なる点が少なくとも3つあります。


 ①米国10年国債利回りが3%程度まで上昇する場面があると想定していたのですが、むしろ2%前後の動きとなり、金利上昇の気配が見えないこと


 ②金価格が想定以上に強い基調が続いていること


 ③米ドルが安く、新興国通貨が高くなるケースが増えてきたこと


 米国金利が弱含みで金価格が強含みの傾向は、私が想定したドル高の上値幅が小さくなっていること、米国の先行きの景気を心配する度合いが強まっている現われかもしれませんね。


 米国は政策金利を引き上げる根拠を失い、むしろ、景気が低迷に向かう懸念が高まって「金融緩和しろ」という声を消そうと、「景気に停滞の兆しはない」と、どっかの国みたいに白を切るようになるかも。


 「米国景気・雇用は好調」であることを前提に相場は展開してきたわけですから、そこに変化があれば、相場シナリオはリセットせざるを得ません。


 米国国債が買われ、利回りの水準が下がり、米国国債以外で買えるものを探し、スパイラルで国債全体が買われていく、リスク資産からの受け皿として債券バブルが走り出すのは、来年になってからと想定していたのですが、もっと早くなるかもと思い始めています。