イエレンFRB議長は女神様なのかも知れない。彼女は、非常についている星の下に生まれた人かも。


 11月6日に発表された米雇用統計の数字が市場予想を大幅に上回るサプライズとなり、政策金利の引き上げが日の目を見る可能性が高まってきました。それも、市場関係者から「相場の停滞感を払拭するため、いい機会、やってほしい」という声が多くなってきて、イエレンFRB議長が反対を押し切って断行するという画が変わってきたことが大きいですね。


 9月に、政策金利を引き上げようとするイエレンFRB議長に、「市場の空気を読め。様子を見るべき」とけん制したラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事は、今回は発言するのでしょうかねえ。米国の金融政策に対して、IMFから異議を唱えたのに非常に違和感を感じたのは私だけではないと思います。今回は何も言わないんでしょうかねえ。だとすれば、前回は口を挟み、今回は何も言わなかった説明を聞きたいものです。


 いざ米国が政策金利を引き上げる間際になって、市場はまたあーでもない、こーでもないと混乱する場面を迎えるのでしょうが、こんなに条件が揃ったにもかかわらず、この12月に引き上げることが出来なければ、引き上げる機会を完全に失うことになると私は考えます。


 2013年5月に、当時、バーナンキFRB議長が米国の金融緩和策の転換を示唆したときには、専門家の常識は「緩和政策の転換はできない」でした。そのバーナンキ議長の後を継いだイエレンFRB議長。米国景気の好況、株高を受けて、金融緩和からの転換を実現しました。そして、これまた誰もが「政策金利の引き上げ、出口戦略など夢のまた夢」と言われていた「政策金利の引き上げ」も目前のところまで引きつけてきました。


 イエレン議長は持っていると感じざるを得ません。すごい人なのかも知れない。