クリスマス商戦を目前に、最も観光客が訪れる国「フランス」で同時テロが発生し、テロはもはやどこで起こってもおかしくない状況になりました。国内を眺めても、注目されていた7-9月期のGDP成長率は前期比マイナス0.8%と、やはり二期連続のマイナス成長となり、停滞が懸念される事態になっています。


 こうなると、12月に政策金利を引き上げようと準備に入っていた米国FRBは、これまでのように決断へのプレッシャーが高まりますし、日銀には追加金融緩和、日銀の金融緩和に期待が薄ければ、「補正予算、補正予算」と市場からの声が高まります。


 政策金利の引き上げ先送りや、追加金融緩和、補正予算は、一時的なカンフルでしかないと市場から見切られているので、これまでのような「相場を押し上げるエンジン」にはならず、「大きく売り込めない補助ブレーキ」程度の働きしか期待できないのではないでしょうか。


 郵政3社株の売買代金が減少するにつれて、利益確定の動きが頭を押さえ、大量のしこり玉が日本株式相場全体の元気を奪っていく・・・・、誠にネガティブな見方で恐縮ですが、現在の日本株式相場で大きな利益を獲得できそうな買い材料が、私には見当たりません。


 「売られすぎ」の相場展開になった時に、怖れず、確信があれば追加投資のチャンスとして考えられるような精神状態を保つ準備が大事なのだと思います。