ECBの追加金融緩和の内容は、市場の期待を満足させるものではなく、ドラギマジックはドラギショックになった。結局は、「追加金融緩和は時期尚早」というECB内部の意見を説得できなかったようです。


 これは、他人事ではありません。黒田日銀にも当てはまることで、期待に働きかけて、「後は野となれ山となれ」という、ダメだったら次がある的な時間的な余裕はもはやない状況に来ているのだと思います。


 マーケットは薄々気づいています。このやり方は賞味期限切れになっていることを。


 少し需要が盛り上がると、品不足、人手不足、力不足。ここの課題を解決する具体的な一歩一歩が必要であり、議論はこの3年間で十分に尽くされています。新たなアイディアが欲しいと今になっても会議ばかりを開いているといたら、これまではただ聞き流していたのかと疑われても仕方ありません。


 日銀頼みはそろそろ卒業しないと、投資家全体が「ゆでカエル」になってしまいます。


 繰り返しにはなりますが、なんとかイエレンFRB議長が勇気を持って政策金利の引き上げに踏み切り、その後の対応を万全に準備しておいてもらいたいものです。