今週はいよいよFRBが政策金利を引き上げて、量的質的金融緩和という異常事態を抜けた宣言が出来るかどうか。政策金利の引き上げが相場の上げ下げのどちらの材料になるかはわかりませんが、もし引き上げが決まれば、新たな材料を求めて、次のステージに向かうスタートになります。

 再度、引き上げが先送りされる事態になれば、「冬山で遭難し、救助を待ち続けながらも確実に体力が奪われていく」、じり貧状態が続くと予想されます。


 先週末は、米国のハイイールド債券に投資するファンドが資金の引き出しを凍結したという話が伝わり、米国株式相場の下落に影響を与えました。相場が順調なときから停滞へと失速すると、これまで隠れていたマイナスの話にばかり目が行くようになります。マイナスの話がこれまでなかったわけではなく、プラスの話の裏に隠れてしまっていただけで、これまでも並行して存在していた懸念です。


 そういう意味では、マイナス面だけではなく、プラスの面は今はもう輝きを失ってしまったのかと再度検証する時期に来たのだと思いますが、相場は行き過ぎるものですから、いったんは、「そこまで悲観的にならなくても」という事態を覗かないと、新たなリスク資産の上昇相場への転換を期待するのは難しいのではないでしょうか。


 やはり2015年は新たなリスク資産の上昇相場を迎えるための「辛抱」の年だったように思います。