16日に九年半ぶりに政策金利の引き上げにこぎ着け、金融政策の正常化に一歩踏み出せたFRBはお見事。イエレンFRB議長はつきを持った人だと思います。

 2013年5月に当時バーナンキFRB議長が量的・質的緩和の縮小を示唆したときに、誰がその後の二年半で米国が政策金利の引き上げを実施できるまでになることを予測できたでしょうか。


 投資環境の先行きが読みづらい展開が続く中で、米国が金融政策で異常事態を抜け出し、政策の選択肢を増やすことが出来たのは中長期で見ればプラス材料です。米国の金融が世界経済の灯火を守ってくれています。


 一方、期待に訴えることで何とか誤魔化し続けてきた日銀やECBのやり方は長くは効力が持たないと気づき始めたマーケットは、「最後まで続けろ」とヒステリックになっています。


 マーケットがヒステリックになり、荒れるのは仕方ありませんが、それに合わせて、自分の気持ちまで振り回されたくはありません。


 日銀の追加金融緩和なんてものに期待せず、

「株安(株高)になるとしたら」   「円高(円安)になるとしたら」を想定して、準備が出来ているかをしっかり検証し、できることから準備を進めて、資産を大きく減らさないことをまず意識しましょう。


 投資で大きな損を避けていさえいれば、投資のチャンスは何度でもこの先訪れるわけですから


 みんなが思う安全、安心と思うところが本当に安全、安心なのか。

割高な環境では、リスクがないことを求めることは難しく、リスクとリターンのバランスが取れているかどうかを検討したほうが良いと思います。


「リターンはほとんど期待できないけど、リスクはそれなりにある」

「リスクは高いけど、相応のリターンも期待できる」 どちらのほうがよいでしょうか?


「リスクはほとんどなく、しかしリターンはかなり期待できる」・・・これがいいに決まっていますが、そんなものが誰の目にも触れず転がっている環境ではありません。