証券会社など日本株式相場見通しのレポートは、売られすぎの水準に入り、そろそろ反転を期待する内容が多いけれども、その根拠になっているデータを見聞きすると逆に、「上昇の機会は売りの買い戻しに期待するもの。基調は下落に転じ、行き過ぎではあるものの基調転換の材料は見つからず、場合によっては15,000円割れも覚悟する必要あり」と感じてしまう。


 ただし、昨年と大きく異なるのは、あの一人勝ちしていた米国経済にも陰りを懸念する見方が広がり始めたこと。米国経済の堅調が前提になっているうちは、米国は自国経済の行方だけを見ておけば良いと、アジアで、中東で、欧州で、何が起ころうと自分には直接関係ないと他人事でいれたが、世界での混乱をこのまま放っておくのは米国の国益にもマイナスになるかもと危機感が高まってきたように思えます。


 他人事だった米国の尻に火がついたことで、2008年の金融危機や2012年のユーロ危機の時のように、世界が協調して危機対応を行う素地が出来つつあることはかすかに見え始めた光だと思います。ただし、協調体制には、あの中国が「困った。手を貸してくれ」と世界に危機を上手に訴えることができるのか・・・

これができるでしょうか?まだ紆余曲折ありそうです。