海外市場では、多くの人が想定外であった110円台までドル安・円高が進んでいます。1月29日に日銀がマイナス金利を導入した日の121円台乗せから一転して10円を超える幅で短期間で動きました。


 私自身は、米ドル為替で言えば、1ドル=117円を真ん中に5円幅のレンジを想定していましたので、112円を超える円高は行き過ぎだと考えています。これによって、レバレッジをかけた短期狙いの円安ポジションの多くの方はポジションの整理をやむなくされたのではないでしょうか。


 今回は円高方向で大きく振れましたが、おそらく、同様に、「えっ、こんなに動くの~」という円安になることも今年は多くなるのだと思います。為替相場の振れ幅は大きくなると想定しておいたほうがよいと思います。昨年とは異なります。


 また現在の円高は、円高ドル安ではなく、今年年初にもありました円高ユーロ安に起因するものだと思います。そのため、ドル安自体は長くは続かないと考えています。しかし、ユーロ売り・円買いがいつまでつづくのか次第なので、自立反発程度の円安への戻りはあると思いますが、円安がトレンドとして戻るにはしばらく時間を要するかも知れません。


 逆に言えば、ドルを含め、外貨資産をじっくり取り組むチャンスをもらったと考えたほうがよいのではないでしょうか。欧州で起こっている海外への資産流出は、いずれ日本でも起こりうる可能性は高いと私は思います。