私は、①中国は過剰設備、不良債権の処理で中国経済停滞の長期化、②供給増と需要減の状態が長期化し、原油高期待は失せて、産油国の資産売却は恒常化、③日銀のマイナス金利導入で欧州の金融緩和期待がしぼみ、欧州からの資金海外流出と欧州金融機関のデフォルト懸念が高まる、④日銀の金融緩和策の継続に不信、ジャパンパッシング。ジャパンナッシング、の4点が絡み合い、リスク資産価値の上昇基調を期待するムードは当面しばらく暗転したものと想定しています。


 相場の流れには逆らえませんから、「今後、相場が下落したら投資のチャンス」と思えるかを自答し、足りなければ準備、備えをしておいたほうが良いと思います。


 今後のリスク資産への投資は、割安だと思って買っても買ってもすぐには報われることが少ない辛抱のいる相場だと覚悟が必要です。


 逆に言えば、割安な水準で一度や二度、買いのチャンスを逃しても、繰り返し買いためていくことができる環境が続くとも言えます。資産を大きく増やすチャンスは、こういう買っても買っても報われないときにくじけず、割安だと信念、確信を持って、投資を続けた人が手にする成果です。


 しかしながら、その辛抱のいる投資環境で投資を続けるには、「下落したら買いのチャンス」と行動を起こすのに資金が必要です。


 「こんなに安いのに買えない」、「買いたいけど、大きな損を抱えているので売却して現金にできるものがない」


 打つ玉がなければ、投資の読みを当てても成果につながりません。

 そうならないために、現在、準備ができているか、余裕があるかを確認して、「買いのチャンス」と思える側の投資家でいたいものです。