今年に入ってから投信の分配金金額が一度ならず、連続して引き下げられる連絡を受けて、心配されている投資家の方が多いかも知れませんが、私は「投信がまともな金融商品になる流れ」として前向きに考えてよいと思います。


 これまで分配金の多さを競い、基準価額の変動と合わせたトータル・リターンの考え方を軽視されてきた時代が続いてきましたが、昨年末で分配金にかかる優遇税制10%が廃止され20%に戻されたのを機に、分配金を多く出すことが投資家の為にならなくなり、むしろ、基準価格の安定成長が投信の善し悪しのモノサシに変わり、分配金を無理して捻出する動きは少なくなってきました。


 投信の安定収益部分を分配金として投資家に還元し、蓄えた多くのリターンは基準価額の上昇に反映させるといった、あるべき投信の姿に近づく流れと好ましく思います。逆に言えば、分配金の支払いを基準価額が下落した言い訳に出来なくなるわけですから運用会社の腕が問われ大変になり、投資家は基準価額の推移を注目すれば良いので評価しやすくなります。


 想定内ではありますが、伊勢志摩サミットでは目新しいことはなさそうですね。パナマ文書絡みでの進展は少し期待できるでしょうか。株式相場は超閑散で模様眺めが続き、為替相場は上か下かのエネルギー充電中。


 短期的な大きな値動きはいつ発生してもおかしくないと準備しておいたほうがよいと思います。